1960年4月にイエズス会によって創立されたミッション系大学の西江大学は、現在８つの学部を抱えています。そんな西江大学が、韓国語と韓国文化を世界 に広めることを目標として1990年に設立したのが韓国語教育院(KLEC)。韓国語教育の歴史は浅いですが、『会話中心、課題中心』の斬新なスタイルが 学生の話題を呼び、ここ最近ソウルにある大学の中でも人気急上昇中です。学生主体で考えられた授業では学生が授業の中心となり、講師陣と協力しあって、打 ち解けた関係を築きながら、相互作用の学習効果を上げていくのが特徴です。
西江大学/韓国語教育院はこんなところ
1960年にイエズス会によって創立されたミッション系大学の西江（ソガン）大学は、ソウル大学、延世大学、高麗大学などと並んで名門大学として称される大学です。6つの学部、23の学科があり、在学生徒数10,000人を超えています。
韓国語学習が行われる韓国語教育院では、「会話重視」の教授法が取り入れられ、授業は学生と講師が協力しあい、相互作用の学習効果を上げていくのが特徴です。
韓国語学習が行われる韓国語教育院では、「会話重視」の教授法が取り入れられ、授業は学生と講師が協力しあい、相互作用の学習効果を上げていくのが特徴です。
西江大学/韓国語教育院での授業風景
カリキュラムの特徴は、｢話すことに慣れる｣という所に重きを置いている点。文法や単語も大事ですが、声に出して会話をすることで、自然に言葉を身体に馴染ませていくのが狙いなんだそうです。 授業中、先生がよく使う言葉が、｢イロナセヨ(立ってください)｣。座って勉強するよりも、日常でよく使う会話をシチュエーションにあわせて、ゲームのように遊びながら学ぼうというわけです。
西江大学/韓国語教育院で使われる教材
会話重視に重きを置く西江大学らしく、学生を飽きさせない題材に加え、教科書は全てフルカラーという力の入れよう。ワークブックも非常にまとまっており、トトロハウスなどの語学スクールでも使用されています。初級の頃は生活にすぐ使える表現を重点的に習うので、西江大の留学生は日常生活での会話能力に長けているという評価があるようです。
